Blog on Duty of Care 海外における企業の安全配慮義務

渡航前と渡航中における、糖尿病などの慢性疾患管理

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11/14は世界糖尿病デーでした。インターナショナルSOSでは糖尿病検診の受診を呼びかけています。 糖尿病罹患者の2人に一人は自分が患者であることを知りません。

◎ WHOは、2030年までに糖尿病が死亡原因の第7位になると予測しています。
◎ 糖尿病などの慢性疾患は、海外を行き来するビジネスマンにとって感染症よりも大きなリスクになり得ます。
◎ 糖尿病に罹患していることを知っていれば、合併症を予防できます。

インターナショナルSOSは、糖尿病などの慢性疾患は管理を怠ると海外を行き来するビジネスマンにとって感染症よりも大きなリスクになり得ると呼びかけています。 世界保健機関(WHO)は、19歳以上の世界人口の9パーセントが糖尿病に罹患していると推定しています。国際糖尿病連合によると、成人の糖尿病患者数は2014年に約3億8,700万人を数え、2035年には5億9,200万人に達すると見込まれています。

WHOによると、2012年(データを入手できる直近の年)に糖尿病が直接の原因で死亡した人は150万人に上ります。糖尿病はまた、心臓病や脳卒中、腎不全を発症する重大な危険因子です。 糖尿病などの慢性疾患は、事前準備がなければ渡航中に継続的な医療管理が中断してしまう危険があります。

時差のある渡航先では、服薬管理が複雑になります。

渡航者はまた、服用中の薬を失くしたり切らしたりしないように気をつけなければなりません。代替薬を探すのは手間がかかり、その服用が身体を害する危険もあるからです。アメリカ疾病管理予防センターによると、発展途上国では、医薬品の10パーセントから30パーセントが偽造品というケースもあります。

インターナショナルSOSのメディカルディレクター、ファニー・ジュテ博士(Dr Fanie Jute)は、次のように語ります。

「海外での医療リスクを考える際に、多くの場合、渡航者は異国で罹患リスクの高い感染症をまず念頭に置くでしょう。感染症が対策を要する重大なリスクであることに間違いはありませんが、糖尿病などの慢性疾患を持つ多くの人々にとって重大な問題は、いかに持病を管理するかです。毎年、糖尿病などの慢性疾患を患う人への対応は倍増しており、私たちのサポートでますます多くの人が事前に渡航中の体調管理を注意深く計画するようになっていることを、喜ばしく感じます。」と述べています。

インターナショナルSOSでは、糖尿病を持病とする渡航者のみなさまひとりひとりに、以下のアドバイスを行っています。

渡航前の検査

渡航前に時間的に十分な余裕を持ってかかりつけの専門医を受診し、出発前に糖尿病の病状が安定しており、適切に管理されていることを確認する。投薬量の調整、予防接種、そして健康に関するさらなる情報のインプットが必要になる場合もあります。

紹介状、処方箋コピー、必要な医療器具を準備

かかりつけ医に所見を記載した紹介状を依頼し、薬(処方時の包装・容器に入ったもの)、必要な医療器具(注射器、血糖値測定器等)、処方箋のコピーと一緒に携帯する。

十分な量の薬

十分な量の常用薬を手荷物に入れておく。服用している薬が手に入らない国や、偽造薬があたりまえのように使われている国もあります。

渡航先の医療機関

  • 渡航先の医療環境を事前に確認しておく。会員の方は渡航中に医療機関の受診が必要となった場合は、インターナショナルSOSにご連絡ください。適切な医療機関をご紹介することも可能です。

渡航先での健康維持

  • 旅行中も健康的な食習慣と活動的なライフスタイルを維持する。


インターナショナルSOSは、海外で活躍される企業や
その社員の方々に医療とセキュリティのアシスタンスサービスを
提供しています。詳細は下記webサイトをご覧ください。
http://www.internationalsos.co.jp/

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