Blog on Duty of Care 海外における企業の安全配慮義務

職場での集団感染を防ぐ3つステップ

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職場での集団感染は頻繁に発生しており、いつどこで発生しても不思議ではありません。

最近の調査によると、企業の半数近くが集団感染を経験しています。集団感染が発生すると、患者本人の苦痛もさることながら、職場の仲間に伝染し業務が滞るリスクがあります。感染拡大を防ぐだけでなく、会社全体への影響を軽減するためには、管理者の正しい判断・対応が重要です。

このような事態に適切に対処している企業には、下記3つの共通点があります。

1.確かな情報ソースの確保

感染症に関する確かな情報ソースを持っており、事前にこれらの脅威や対策法をきちんと把握していること。有事の際には、状況把握や予防措置に関する正確な情報をどこで入手できるかがカギになってきます。それぞれの脅威に応じた正しい対処が必要なのです。

2.集団感染発生時の対応をマニュアル化

不測の事態に備え、感染者の隔離方法、職場の消毒、スタッフの集団検診、マスクの提供等の対応方法が社内でマニュアル化されていること。また、集団感染が発生した際は、すぐさま産業医に連絡を取って対処法を確認したり、メディカルアシスタンスサービスを活用し、サポートを受けられることなどが挙げられます。

3.スムーズかつ的確な情報伝達方法

素早く明確な指示を伝えるための伝達方法を事前にきちんと確立していること。従業員と経営陣の両方にスムーズに連絡できることが重要です。常に状況は変化し続け、勧告や対応もその都度変わるため、定期的に情報の更新が必要となります。会社がリスクにさらされるのを避けるために、外部との情報交換が必要となる場合もあります。


感染症の集団発生は医療上の問題に留まらず、企業活動にとって大きな脅威となる可能性があります。だからこそ、安全管理担当者、BCP(事業継続計画)コーディネーター、リスクマネージャーは、全従業員の安全と健康の確保を最優先事項ととらえ、最大限の努力が求められます。




Written by Myles Druckman

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