Blog on Duty of Care 海外における企業の安全配慮義務

夏の大型スポーツイベント参加で気を付けるべきポイント

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夏は世界中で様々なイベントが開催される予定ですが、イギリスとフランスでは引き続きテロ警戒レベルは高い状況にあり、大規模イベントでの治安当局による警備活動やセキュリティ対策は大幅に強化※されています。

インターナショナルSOS/コントロール・リスクスのトラベルリスク専門家 ロブ・コンディーナはこう語っています。「最近発生したロンドンやマンチェスターでのテロ事件後、ヨーロッパ諸国では空港、駅、公共スペースにおけるテロへの警戒が高まっており、不審者・不審物に対して非常に敏感になっています。そのため、少しでも疑わしい物や持ち主不明の鞄、爆発などがあった場合、一時的な避難や不審物の隔離・処理が必要になるため、イベントへの行き・帰りの移動時間は余裕を持って組んでおく必要があります。」 

コンディーナは続けます。「テロの脅威はかつてないほど高まっていますが、多くの人で賑わう大規模なイベントでは、財布、携帯電話、貴重品等を紛失するリスクも潜んでいることを忘れてはいけません。これらの両方のリスクに対して適切な備えや警戒心を持つことで、夏のイベントをより安全に楽しむことができるでしょう。」 

大型イベントなどの混雑が予測される場所では以下のことに注意してください。

  1. 常に自分の周囲を意識して、些細な疑わしい行動にも警戒しましょう。
  2. 不測の事態が起きた際に、速やかに避難できるように会場の出口を事前に確認しておきましょう。
  3. イベント開始前、終了後の道路渋滞や人混みを出来る限り避けましょう。
  4. イベント会場への交通手段も考慮しましょう。公共交通機関を利用するよりもタクシーや徒歩の方がより安全な場合もあります。可能であれば混雑を避けるため、渋滞や人混みの流れとは逆方向に移動することが好ましいです。
  5. ニュースを日頃から小まめにチェックし、公的機関の勧告に従って行動してください。
  6. 緊急連絡先(警察、救急車、大使館、職場の上司、地元の連絡先など)を携帯電話に保存しておきましょう。バッテリーの残量にも留意してください。
  7. パスポートや身分証明書のコピーを常に持ち歩きましょう。
  8. 飲酒によって判断力は鈍ります。お酒の飲み過ぎには注意しましょう。 

※参考:最近の大型イベントで実施されたセキュリティ対策
世界最大級の自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」では、観客と選手の安全を確保するためにテロ対策の専門チームを含めた23,000人体制でフランス治安当局が警備を行いました。

クリケットの聖地ローズ・クリケット・グラウンドで開催されたイングランドvs南アフリカ戦では、テロ攻撃から観客を守るため頑丈なコンクリート製のバリケードを会場周辺に設置しました。

ウィンブルドンテニス2017では、131年の歴史上最も厳しいセキュリティ対策のなか開幕しました。史上最多の武装した警官、私服警官、警備員が配備され、会場入り口には車の進入を阻止する車両障壁も設置されました。

2012年のロンドン五輪で使用されたロンドンスタジアムは、各種競技会や8月に開催されるの世界陸上2017に向けて、不審車の進入を阻止する防御策を講じており、会場周辺道路の通行止めや車両障壁の設置が予想されています。

インターナショナルSOSは、海外で活躍される企業や
その社員の方々に医療とセキュリティのアシスタンスサービスを
提供しています。詳細は下記webサイトをご覧ください。
http://www.internationalsos.co.jp/

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