Blog on Duty of Care 海外における企業の安全配慮義務

増大する海外出張時の機密情報漏洩リスク

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近年、企業の機密情報漏洩の件数が上昇し続けています。インターネット犯罪の被害額は2019年には2.1兆ドル、2021年には6兆ドルにものぼると予測されており、特に情報セキュリティ分野に関するリスクが増大しています。

海外出張時は移動中、滞在中に関わらず、ネットワークが脆弱になることがあり、悪質なサイバー犯罪に遭遇しやすくなります。

出張の際、ノートパソコン、スマートフォン、タブレットから企業情報にアクセスしたり、機密情報をこれらのデバイスに保存して持ち運ぶことは一般的なことですが、情報セキュリティに対するリスクは世界中に潜んでおり、海外出張中は特にリスクが増大します。サイバー犯罪をたくらむ者は、旅行中のネットワークインフラの制御を試みたり、あなたの電子デバイスに直接触れるチャンスが増えるからです。さらに出張先で、安全性の低いWi-Fiネットワークに接続することも、セキュリティの脆弱性を高める大きな要因となっています。

インターナショナルSOS/コントリールリスクスのディレクターであるAlex McSporranは「モバイル端末に保存された企業情報に対する脅威はますます増大していますが、企業や組織は従業員に対して専門的な訓練を実施する事でデータの保護を強化することができます。また技術面での対策が不十分な場合でも、適切な研修、計画、準備、警戒によって不正アクセスや機密情報の漏洩リスクを大きく減少させることができます」と述べています。

出張時の機密情報を保護するための5つのポイント

  1. 出張前に、渡航先に潜む企業機密漏洩への脅威の調査し、効果的なセキュリティ対策を導入しておく。
  2. 出張の目的や具体的な渡航先をインターネット上で公開しないこと。
  3. ソフトウェアのアップデート。 全てのデバイスのソフトウェアが最新版にアップデートされていることを出発前に確認すること(ウイルス対策ソフトウェアに限らず、全てのソフトウェア)
  4. 出張時にセキュリティー保護のないネットワークに接続しないこと(例:公共のWi-Fiスポット)また、可能な限りWi-Fi及びBluetooth機能を切っておくことで、気づかないうちに機密情報にアクセスされることで発生する情報漏洩の可能性を大幅に減少させます。
  5. 危険性が高い地域では、デバイス機器や機密データを厳重に管理してください。パソコンやモバイル機器は常に目の届く範囲に置いておき、移動中誰にも渡してはいけません。またこのような地域から帰る際、もし機器に何らかの不審な動きが見られた場合、ITサービス窓口にマルウェアや不正アクセス、データの破損、侵入がないか調査してもらいましょう。そして安全性が確認されるまでは、機密ネットワークに接続してはいけません。

インターナショナルSOSは、海外で活躍される企業や
その社員の方々に医療とセキュリティのアシスタンスサービスを
提供しています。詳細は下記webサイトをご覧ください。
http://www.internationalsos.co.jp/

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