Blog on Duty of Care 海外における企業の安全配慮義務

困難な状況での組織的なリスク対応能力を高める3つのヒント

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海外出張者・駐在者を守る上で、企業の危機管理担当者が直面している課題は、
● 渡航リスクに関する教育・研修
● 危機発生時の社員との連絡方法
● 海外出張者のトラッキング
と言われています。

下記の調査結果はリスク管理担当者が直面する課題を表しています。本来はより効率的に対処できるはずの業務に忙殺される恐れがあることがこの調査から分かります。本来マネージャーに求められる大局的な視点に立った対応を取るために、渡航者のトラッキングや緊急連絡などの細かい業務をより効率的に遂行出来るように改善していくことが重要になってきています。

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*In October 2016, Ipsos MORI conducted a global survey among people who organise, influence, or are responsible for, their organisation’s travel and risk mitigation policies. These survey findings represent responses from 1,119 people in 75 countries. For a full copy of the report click here.

 

また、リスク管理担当者は、複数の業務を掛け持ちすることが多く、危機対応に関する責任の所在が曖昧になりがちです。そのため事前の各種調整(責任の所在を明らかにしておくこと)が重要です。

新たに雇用されたスタッフの把握や、企業の機密情報が正しく管理されているかをチェックするなど、些細な事であっても日頃からしっかりとした管理をしておくことで、災害やテロなどの予期せぬ危機が起きたとしても多くの社員を守ることに繋がります。


危機発生時によりスピーディに対応するために。

危機発生時の組織的なリスク対応能力を高めるには、最適なBCP(事業継続計画)を定めることが重要です。BCPの策定と維持は複雑化しやすく、容易にできることではありませんが、具体的かつ実効性が高い計画を策定することで、社員を守るだけではなく、顧客関係の維持や会社の評判を守ることにも繋がっていきます。


1. リスクを先読みした対応策

過去の経験をもとに不測の事態に備える
「ベストプラクティスは何か?」「落とし穴は何処に潜んでいるか」「担当者やリスク対応チームが不在の場合はどうするか?」などを考えながら対応策を練る。

管理職の果たすべき役割を認識してもらう
部下を守ることは管理職に求められる役割ですが、危機発生時に全ての管理職が積極的に行動するとは限りません。じっくりと時間を掛けて、部下を守りサポートする必要性を認識してもらうことが必要です。

2. 危機対応の自動化

社員向けのアラートシステムをセットアップ
渡航者のトラッキングツールを有効活用して業務を効率化し、危機発生時には速やかに組織全体にアナウンスできるように準備をしましょう。

社員の安否確認方法を確立
渡航者のトラッキングツールと連携することで、いつ・どこで・何が起こっているかをスムーズに把握することが可能になります。また双方向性を持つ連絡手段を確立することで、よりタイムリーなコミュニケーションが可能になります。

あらゆる代替案を用意しておく
想定外の危機が発生した場合、業務は混乱し組織は機能不全に陥る場合があります。そのため様々な代替案を用意しておくことが重要です。危機管理の担当者が不在の場合に備え代役を予め決めておくことや、確認作業のためにアウトソースを活用することも選択肢の一つになります。

3. シンプルで伝わりやすいレポート

分かりやすいレポートテンプレート
危機対応状況を報告するために分かりやすいレポートテンプレートを作成しましょう。 経営陣に現在置かれている状況を素早く共通理解してもらうことが出来ますし、スムーズに報告が行えるようになります。



サイバーセキュリティから国の政変やクーデターの対応まで、あらゆる危機に柔軟に対応でき、状況に応じて素早く変更ができる対応策を準備しておくことが非常に重要です。

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