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断食期間(ラマダン)のイスラム諸国への渡航エチケットに関するアドバイスを発表

医療とトラベルセキュリティアシスタンスサービスを全世界の会員企業に提供するインターナショナルSOSは、来たるラマダンの神聖月期間中 (断食期間:6月18日~7月17日) のイスラム諸国への渡航者に向けて文化上の注意事項を紹介します。

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ラマダン(神聖月)とはイスラム教徒の義務のひとつで特定月の日の出から日没までのあいだ飲食を絶つことが行われる月の名称で、今年のラマダンは、中東と北アフリカでは真夏にあたり、北半球で最も日照時間が長い期間になります。

ラマダン期間中のイスラム諸国への渡航者は、下記の注意が必要です。

1. 人前では飲食や喫煙をしない

ほとんどのイスラム諸国では、断食時間中の人前での飲食や喫煙は不作法と見なされます。これは、公共交通機関と自家用車による移動中にも当てはまります。エジプトなどの国では、人前で飲食をしないことは礼儀にすぎませんが、サウジアラビア、ヨルダン、オマーン、UAEなどの国では、信教に関わらずすべての人に課せられる義務です。レストランやカフェは日中は閉店となりますが、多くのホテルでは、イスラム教徒以外の訪問者向けに、ルームサービスや仕切られた飲食エリアを提供しています。渡航を円滑にするために、出発前に現地の法律や習慣を確認することを推奨します。

2. 適切な服装をする

ラマダンの神聖月はイスラム教徒にとって、敬虔、質素、節制の時期です。渡航者は、ラマダンに従う人に配慮して、肌の露出の多い服装は避ける必要があります。これは、ショッピングモール、ホテル、レストランを訪れる場合や、夕方のイフタール(断食明けの食事)にテントを訪れるときに特に重要です。原則として、透ける服、短すぎる服、襟ぐりが深い服、股上が浅い服、体のラインが出る服(特にショートパンツ、ミニスカート、ノースリーブ)は避けるべきです。

3. 職場のエチケットに配慮する

ラマダン中は多くの国で労働時間が短縮されるため、渡航者は短い業務時間を理解し、それに対応する必要があります。イスラム教徒との商談は、相手の疲れてなく集中できる午前中に予定するのが最適です。また、昼食を取りながら商談を行わない、予定より長引かせないなど、断食を行う人にとって不都合にならないように配慮すると良いでしょう。密室であれば、イスラム教徒以外の人は飲食することが許されますが、断食している人の前で飲食することは避け、オフィスの離れた場所で飲食するようにします。断食中のイスラム教徒から軽食が提供された場合、お断りするのが礼儀であるといえます。

4. 食事と娯楽のスケジュールを確認する

ラマダン中は渡航者であっても食事と娯楽の予定について柔軟な対応が必要です。多くのイスラム諸国では、ラマダン中断のための帰宅により、日没前の時間に交通量が多くなります。ラマダンによる低血糖は、運転中の能力や集中力に著しい影響を与えるおそれがあり、この時間帯の事故率が最も高くなるため、移動は避けたほうが良いでしょう。また、ほとんどのレストランはイフタールの給仕で忙しくなるため、この時間帯は夕食の予約も避けます。多くの場所では、ライブ音楽は禁止され、ダンスクラブは休業となり、バーは禁酒となります。通常、夕方はショッピング・モールが非常に混雑し、ラマダン中は渡航者の多くの行動が制限されます。

5. その他のヒント

人前での愛情表現、大きな音で音楽を聴くこと、ガムを噛むことは避けるべきです。イフタール中にレストランでアルコールや豚肉を注文しないでください。

 

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