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ラマダンを健康に過ごすためのアドバイス

医療と渡航安全対策アシスタンスを全世界の会員企業に提供するインターナショナルSOSは、6月6日から始まり1ヶ月間続くラマダン(神聖月)期間を健康に過ごすための重要なヒントを提供しています。 

ラマダン(神聖月)とはイスラム教徒の義務のひとつで、日の出から日の入りまでのあいだ飲食を絶つことが行われる月の名称です。ここ数年では珍しくラマダンが多くの国で学校の通常の授業期間と完全に重なるため、人々は仕事や学業を続けることになります。ラマダン中に仕事や学業に励む人々は、バランスの取れた食事を取り、たくさんの水分を補給し、十分な休息を取る必要があります。

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インターナショナルSOSメディカル・ディレクターであるイッサム・バダウィ医師は、次のように語っています。

『私は医師として、ラマダン期間に健康を保つためのアドバイスをよく求められます。時期を問わず、バランスの取れた食事を取り、たくさんの水分を補給し、十分な休息を取ることが必要ですが、特にラマダン期間に仕事や学業に励む場合はこれらのことが重要になります。断食を行う際は、イフタール(断食明け)とイムサク(断食開始)の間に十分な水分補給をしてください。』

特に持病のない人々は、24時間ごとに少なくとも3リットルの水分を摂取することが推奨されています。特に暑い気候の中で断食を行う人々は、低血糖と脱水に注意が必要です。

バダウィ医師はさらに続けます。

『ラマダンは節制の時でもあるので、普段の食生活や生活習慣について真剣に見直すことができるチャンスです。また喫煙など健康を損なう恐れがある習慣を改め、健康的な家庭料理を作るなど、より望ましい生活習慣を取り入れるにも良いチャンスです。』

前述の通り、子供達は通常通り学校に通う期間ため、ラマダン中に休暇を取る人の数は少ないだろうとバダウィ医師は予想しています。このため断食を行わない人は、断食を行う人への配慮がさらに重要になります。

『断食を行わない人は、日中は人前で飲食または喫煙することは避け、断食を行う同僚や友人に理解を示し、彼らに配慮する必要があります。また高い集中力を必要とする仕事は、エネルギーの高い早朝に行うよう人々に呼びかけています。』とバダウィ医師は語っています。

北半球において1日の日照時間が最も長くなる6月21日が、本年も再びラマダンの期間と重なります。6月21日の日照時間はロンドンで16時間38分、ドバイで13時間28分、クアラルンプールで12時間16分です。

休暇を取る人が少ないと予想されることから、ドバイなどの都市部では近年のラマダンよりも交通量が増える可能性があります。インターナショナルSOSでは、日没前の時間帯に特に注意するようアドバイスしています。

バダウィ博士は次のように語っています。『交通事情は、渡航者や居住者にとって危険が潜む重大な要素ですが、しばしば見過ごされています。ラマダン中は、日の入りが近づくと人々が急いでイフタール(断食明け)の食事に向かうため、交通事故が最も多く発生する傾向があります。この時期は可能であれば道路を利用した不要な移動を避けるようにしてください。』

ラマダンを健康に過ごすためのインターナショナルSOSのアドバイスは次のとおりです。

1. イフタール(断食明け)では適度な食事を取り、スフール(断食前の食事)では必ず食事を取る。

2. 毎日24時間ごとに8時間の睡眠を取る。

3. イフタール(断食明け)後の運動は2~3時間置いてから行い、速めのウォーキングなど軽い運動にとどめる。

4. 薬の服用や糖尿病など持病の管理方法については医師に相談する。

5. 難易度の高い仕事は日中の早い時間帯に行うようにする。

6. 道路での移動は特に注意する(特に日没前の時間帯)。

 

ラマダン期間中のイスラム諸国への渡航者は、下記の注意が必要です。

1. 日中の飲食や喫煙は、プライベートな場所または明確に指定された場所のみで行う。

2. 適切な服装をして、職場のエチケットに注意する。会議は1日のうち早い時間帯に設定し、断食中の同僚に配慮する。

3. レストランや娯楽場では営業時間やサービスが変更されることを想定する。

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