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急速に拡大するジカウイルスの脅威

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ジカウイルスは乳幼児に「小頭症」をはじめとした深刻な先天性欠損症を引き起こす可能性があると言われており、中南米を中心にさらに拡大の様相をみせています。

最近では中国でも感染者が確認され、ジカウイルスの脅威が世界中に広まりつつあります。しかし、ジカウィルスは未解明な部分も多く、潜在的な危険性や小頭症との関連などの究明が急務とされています。

ジカウイルスは、ネッタイシマカやヒトスジシマカなどを媒介して感染します。これらの蚊は熱帯地域に多くみられ、中南米をはじめアフリカ、東南アジアなど世界中で生息が確認されています。また輸血による感染例も報告されています。

蚊に刺されてから2~7日後に発熱、発疹、関節痛や結膜炎が表れます。感染しても発症するのは5分の1程度のため感染に気付かないケースも多いようです。

妊娠中の女性は特に注意が必要です。ジカウイルスは母子感染を引き起こす可能性があり、妊娠中のジカウイルス感染と胎児の小頭症の関連が考えられているため、 WHOをはじめとした保健機関は、妊娠初期の妊婦が中南米を中心とした流行地域への渡航を控えるよう強く勧めています。

現時点ではワクチンはなく治療方法も確立されていないため、蚊にさされないよう予防措置を取ることが重要です。また、流行地域に渡航する場合は以下を心掛けるようにしましょう。

〇長袖、長ズボンを着て出来る限り肌の露出を避ける。
〇虫除け有効成分「DEET」を配合する虫除けスプレーの使用。

少しででも感染の疑いがある場合は、直ちに医療機関で診察を受けることが重要です。




Written by Robert Quigley

Senior Vice President and Regional Medical Director at Internationals SOS Assistance

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