Blog on Duty of Care 海外における企業の安全配慮義務

テロに巻き込まれた場合は...「逃げる・隠れる・連絡を取る」

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何より大事なことはまず『逃げる』ことです。

突然、銃声音が聞こえたり、目の前で爆発が起きた場合、思考停止し動けなくなっても不思議ではありません。しかし、生き延びるために自ら動く必要があります。

近くで事件が起きたら、なるべく現場から遠くへ全速力で走って『逃げる』ことが大切です。そして、逃げる際は、まっすぐ走ると撃たれやすくなるため、ジグザグに走ることを心掛けてください。

走って逃げられない場合は、『隠れる』という選択肢を模索します。隠れる際には襲撃犯の視界から自分が隠れられているか、隠れている場所が銃弾から身を護れるほど分厚く硬いものか、の2点に注意してください。

隠れるにあたっては、治安部隊が到着するまでいかに時間稼ぎをするかが大きなキーとなります。たとえば、ホテルの部屋のにいる場合、重たい家具で入り口を塞ぎ銃撃に備えドアから離れ、見つからないように息を潜め、携帯電話をサイレント・モードにすることを忘れないようにしましょう。

最後に『連絡を取る』です。連絡を取ることなしに外部からの助けは得られません。この際、最も注意を払うべきは、携帯電話の電池残量です。電池切れでは外部との連絡手段がなくなってしまいます。また、非常に重要な情報を伝える場合を除き、通話は必要最低限に留めたほうがよいでしょう。ショート・メッセージを使って外部とコンタクトを取ることも有効な手段となります。

そして、事前に緊急時の連絡担当者の電話番号を登録しておくことも大切です。事件発生時はまずその担当者に、自分の居場所や、怪我の有無を伝えてください。

不幸にしてテロに直面した場合は、『逃げる』『隠れる』『連絡を取る』といった行動がなによりも大切です。


Written by 黒木 康正

コーディネーティングセキュリティマネージャー
日本企業向け海外リスク管理のアドバイス、トレーニング、コンサルティング業務を担当

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