Blog on Duty of Care 海外における企業の安全配慮義務

【第2回勉強会】コロナ禍における医療アシスタンスをもっと知ろう!

COVID-19の感染拡大をきっかけに、2020年11月よりスタートした会員企業様同士のコミュニケーションの場である「勉強会」の第2回目が2020年12月17日に開催されました。


今回は、コロナ禍における医療アシスタンスについてとりあげました。その内容をレポートさせていただきます。

弊社のアシスタンスセンターで長年オペレーター経験のあるスタッフより、アシスタンスセンターの流れをベースに、以下の10項目の質問に対し実務的な回答をさせていただきました。

Q1:ケースとは何でしょうか。またケースの始まりと終わりは何が基準でしょうか。
   ケースクローズとは治癒ですか。
Q2:どのような時にアシスタンスセンターに連絡したら良いのでしょうか。
   医者を目の前にしてアシスタンスセンターに連絡しても良いのでしょうか。
Q3:ケースレポートとはどのようなもので、サンプルはありますか。また誰に送られてくるのでしょうか。


図1 ケースレポートのサンプル例

Q4:「発熱症状がある」ときの流れは?
   病院に行かなくて済む比率はどのくらいでしょうか。
   テレメディスンに似ていますか。
Q5:病院受診後のお見舞い電話とは具体的に何を行い、何のために行うのでしょうか。
   →ただ病院紹介をするだけでなく、PDCAサイクルを回すという意味でも行っています。
Q6:お見舞い電話はコロナ陽性患者でも行うのでしょうか。また、自宅や病院など、場所を問わず行ってもらえますか。容態が急変したときにどうするのでしょうか。
Q7:お見舞い電話の結果は、アシスタンスセンターから企業の担当者やご家族に共有するのでしょうか。
   安全配慮義務の観点からも有効でしょうか。
Q8:医療モニタリングとは何を行うのでしょうか。お見舞い電話との違いは?
   主観的情報(Subjective)がお見舞い電話で得た情報で、客観的情報(Objective)が医療モニタリングと考えて良いでしょうか。
   →はい、弊社では医療情報を主観的な情報(Subjective)と客観的な情報(Objective)の2つの側面(カルテにSOAP形式で記録することと同様)から収集するよう努めています。
Q9:お見舞い電話は喜ばれますか。

上記以外に「アシスタンスセンターが関与せず病院に行った場合、医療情報の入手は可能でしょうか」という質問もあり、個人情報の観点からも難しいという議論がありました。しかし、医療情報を入手しないと的確な医師の見解(産業医、弊社の医師)を得られないこともあり、参加企業の考え方や対応の違い、あるいは医療情報の入手が容易なアメリカと、それが難しい中国、ベトナムなどの対応方法などの意見交換が行われました。

(質問に対する回答はすべて記載されていませんが、回答詳細をご希望の場合には、弊社営業に個別にお問い合わせください)

勉強会で共有された資料「コロナ禍における医療アシスタンスをもっと知ろう!」(PDF:7ページ)をご希望のお客様は、お手数をお掛けしますが、下記リンクよりリクエストフォームにご記入下さい。後日弊社営業担当より資料を送付させていただきます。

https://my.internationalsos.com/LP=6857?source=HP_DLREQ_DutyOfCareBlog_17 Dec 2020

本勉強会は、安全配慮義務(Duty of Care)における16個のKPIである「本社等への連絡、相談体制」、「家族への連絡」、「適切な医療機関等との連携」(いずれも「問題が生じた場合の対応体制の整備」の項目に属す)の3つを実践するための手段となります。この16個のKPIについては「グローバル人材を守る健康と安全の提言書」(ベーカー&マッケンジー法律事務所とInternational SOS Foundation 共著 2015年11月作成)をご参考ください。

 「グローバル人材を守る健康と安全の提言書」
(ベーカー&マッケンジー法律事務所とInternational SOS Foundation共著 2015年11月作成)
Employer's Duty of Care in Japan Positioning Paper
(English) Published by the Baker McKenzie and the International SOS Foundation. Outlines the Duty of Care for businesses operating in Japan.https://www.internationalsosfoundation.org/apac

インターナショナルSOSは、海外で活躍される企業や
その社員の方々に医療とセキュリティのアシスタンスサービスを
提供しています。詳細は下記webサイトをご覧ください。
http://www.internationalsos.co.jp/

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