Blog on Duty of Care 海外における企業の安全配慮義務

【第14回勉強会】ベトナムLive-現地情報からDuty of Careを考える ~COVID-19影響下のベトナムの実態 日常生活~医療面まで~

 COVID-19の感染拡大をきっかけに、2020年11月よりスタートした会員企業様同士のコミュニケーションの場である「勉強会」の第14回が2021年12月16日に開催されました。

 今回の勉強会は「ベトナムLive-現地情報からDuty of Careを考える ~COVID-19影響下のベトナムの実態 日常生活~医療面まで~」というテーマでお送りました。

 ベトナムオフィスのメディカル・ディレクター Dr.Phi監修のスライドをご覧いただきながら弊社ホーチミンオフィスにて法人営業を担当しております阿部(担当エリア:カンボジア、スリランカ、ネパール、バングラデシュ、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ベトナム)よりベトナムにおけるCOVID-19、ワクチン接種の最新情報、オミクロン株流入阻止の水際対策強化などをお話しさせていただきました。また、阿部より現地の実態と企業の課題やベトナムにおいての生活様式の変化など、日本企業の管理者様が把握することが困難な事例などを、現地在住の日本人として生の声をお届けいたしました。

 当日は多くのお客様にご参加頂き、各企業様の取り組みや現在の渡航状況、また現地での実際のご体験等の情報を交えながら、非常に活発な勉強会および交流会となりました。



●ベトナム、オミクロン株流入阻止で水際対策強化

アフリカ7か国からの入国停止へ

 ベトナム保健省では、オミクロン株(B.1.1.529系統の変異株)の脅威を受けて、アフリカ7か国からの入国停止を検討しています。ベトナムでは現時点でオミクロン株の感染者は確認されていませんが、変異株の世界的な流行拡大への懸念から、水際対策を強化すべく、オミクロン株が確認されている各国からの入国を一時停止する方向で調整を進めています。入国停止が検討されているのは、南アフリカ共和国、ボツワナ、ナミビア、ジンバブエ、エスワティニ、レソト、モザンビークのアフリカ7か国です。

 なお、ベトナム政府は11月29日、オミクロン株への対応に関するファム・ミン・チン首相の指示を伝える公文書第8706号を発出しました。首相はこの中で、オミクロン株の流入を防ぐべく警戒を強めるよう保健省に指示するとともに、関連省庁がそれぞれの責任と任務を果たして変異株の国内流入および流行を未然に防ぐよう指示しました。



●ベトナムの生活様式の変化

 ベトナム保健省のCOVID-19影響下におけるスローガンは日本の「三密」ならぬ、「5K」となります。

以下の5つをご覧ください。⑤の医療申告は日本の「三密」にはないスローガンなので特にご注意ください。

① マスク(Khau trang):公共の場、職場、学校、病院、生産工場、営業所、サービス施設、混雑した場所・公共交通 機関、外出時、人と接触する際や就業時には常にマスクを着用すること。

②消毒(Khu khuan):頻繁に石鹸で手を洗う。または消毒剤で手指を消毒する。頻繁に手を触れる物(ドアノブ、電話、タブレット、テーブルや机、椅子等)を清掃する。家を清潔に保ち、換気をよくする。消毒剤で手指消毒を行う際は、乾くまで30秒擦り込み、水で洗い流さない事。

③間隔(Khoang cach):人と接触する際、安全な間隔を確保すること。

④大勢で集まらない(Khong tu tap)こと。

⑤医療申告(Khai bao y te):スマートフォンの使用者はNCOVIアプリケーションで健康申告する。またはCOVID-19の感染リスクを感知できるブルーゾーンアプリhttps://www.bluezone.gov.vnをインストールする。発熱・咳または呼吸困難の兆候があれば、保健省のホットライン(190-09095)または地域の医療施設に連絡し、アドバイス及び指示を受けること。



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●ベトナムの生活様式の変化

ニューノーマルへの移行

 2021年10月1日から社会的隔離措置の緩和に伴いニューノーマル(新常態)へ移行したホーチミン市では、多くのサービスが段階的に再開され、街角にも活気が戻りつつあります。

企業の勤務形態:
在宅勤務50%、出勤50%

学校:
ホーチミン市教育省より、2021年5月28日から全ての学年をオンライン授業にするよう指示が出ました。これにより、5月28日から全児童生徒の登校を見送り、オンライン授業に切り替えています。

飲食店営業状況:
2021年11月16日、飲食店に対する規制緩和を決定しました。外食分野におけるCOVID-19対策に関する安全評価基準を満たした飲食店は、午後10時まで営業することが可能となりました。(16日以前は午後9時までの営業)この他、COVID-19の感染流行レベルがレベル1(低リスク)の行政区、またはレベル2(中リスク)の行政区内の飲食店は、入店者の定員を通常通り100%とし、酒類の提供も可能となります。

バーやディスコ、カラオケ、スパの営業状況:
レベル1の行政区での営業再開を認めた。従業員はCOVID-19ワクチンを接種済み、または感染して回復済みであることが条件となります。客もワクチンを接種済みまたは感染して回復済み、もしくは72時間以内のCOVID-19検査で陰性である必要があります。


●ベトナムにおける隔離状況

• ベトナム入国後の隔離
→ワクチン2回接種者又はCOVID-19に感染し治癒した方は1週間ホテル隔離、チェックアウト後に自宅で1週間健康観察。

→ワクチン1回接種者又は未接種者は2週間ホテル隔離、チェックアウト後に自宅で2週間健康観察。


• 隔離中の食事
→GRABアプリ等の活用が可能。(アプリは英語のみ、店・ドライバーとのやり取りもGoogle翻訳で対応可能)


• 日々の体調観察
→アシスタンスセンターと24時間相談可能、検温して体調把握(検温の数字情報だけでなく、呼吸苦があるか?解熱剤をいつ使ったか?昨日と比べて体調はどうか?を観察する)1人暮らしの方は、生存報告の為、会社の人に定期的にコンタクトしている。体温計、パルスオキシメーターの準備、動作確認


• 隔離中に体調が悪くなった時や、PCR再検査の為の病院への交通手段
→隔離ホテルに連絡→現地の地方当局から承認を貰えれば、病院へ搬送可能。




●ベトナムの現地ソリューション

COVID-19 Site Response Plan

 お客様の事業所を対象に「COVID-19 Site Response Plan」レポート(英語)を提供しております。
主な項目は以下の通りとなります。

• 直近の対象地域のCOVID-19感染状況
• 各事業所周辺の医療施設情報
• 搬送車両の情報(事業所の所在する省→ホーチミン市、ハノイ市、ダナン市等)
• 搬送先病院の情報
• 救急搬送のフローチャート
• 各医療施設の連絡先・住所・救急車の数などの情報
• 各医療施設の写真

上記他を明記しております。
ご興味があられましたら弊社までお気軽にお問合せくださいませ。


勉強会の後、当日はお客様同士での、情報交換の場として活用いただき、今回も大盛況のうちに終了いたしました。

ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

これらの情報を基に会員の皆様が現地で健康に留意され、リスクを抑制することにより、益々ご活躍されることを祈念しております。


※勉強会で共有された資料「ベトナムLive-現地情報からDuty of Careを考える」(PDF)をご希望のお客様は、お手数をお掛けしますが、下記リンクよりリクエストフォームにご記入下さい。後日弊社営業担当より資料を送付させていただきます。
https://my.internationalsos.com/LP=8241

インターナショナルSOSは、海外で活躍される企業や
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提供しています。詳細は下記webサイトをご覧ください。
http://www.internationalsos.co.jp/

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