インターナショナルSOSとコントロール・リスクスは、渡航者の追跡とリスク軽減を支援するオンラインソリューション『トラベルトラッカー』の最新機能を発表しました。この新機能によって、渡航予約をした場所や方法に関わらず、企業は渡航者の居場所について包括的かつ正確な情報を把握することができるようになります。
「フォワードトラベルアイテネラリー(Forward Travel Itinerary)」と呼ばれるこの機能は、飛行機やホテル、レンタカーの予約確認メールをそのまま転送することで利用できます。転送された予約内容を『トラベルトラッカー』が自動的に読み取り、渡航予定として認識します。*1
出張手配の際に会社の指定する旅行代理店を通さずに個人で渡航予約をした場合でも、渡航者本人や出張管理者が旅程の詳細データを手入力する必要がなくなり、データ入力時のエラーを減らすことにも繋がります。
インターナショナルSOSのグループ・エグゼクティブ・バイスプレジデントであるティム・ダニエルは次のように語っています。
「危機発生時には渡航者の現在位置の確認が何より重要です。出張や研修での渡航中に、個人的に数日間観光する場合は会社の指定する旅行代理店以外のウェブサイト等を通して自費で予約することが多いものですが、こうした場合でも渡航者は簡単かつ確実に会社に居場所を知らせることができるようになります。」
この予約確認メールの統合サポートは、カールソン・ワゴンリー・トラベル社(Carlson Wagonlit Travel)傘下のワールドメイト社(WorldMate, Inc.)が行っています。ワールドメイト社のCEOであるアミール・キルシェンボム氏は次のように語っています。
『私たちはトラベルトラッカーにメールのデータを統合する作業を担当しています。このプロジェクトではワールドメイトのメール解析アプリケーションを利用しているので、メールをスピーディに取り込み、インターナショナルSOSとコントロール・リスクスの会員企業の皆様に質の高いサービスを提供することができます。』
トラベルトラッカーが提供するコアソリューションは、フォワードトラベルアイテネラリーの機能により更にグレードアップします。トラベルトラッカーの詳細については、こちらをご参照ください。(インターナショナルSOSとコントロール・リスクスは厳格なデータ保護ポリシーを遵守しています。)
*1:日本語については、一部の予約確認メールで対応を開始しています。