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導入事例

株式会社不動テトラ様

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株式会社不動テトラは、陸上土木と地盤改良事業のエキスパートである旧不動建設株式会社と、海洋土木と消波ブロックの製作用型枠賃貸を行う旧株式会社テトラがひとつとなり、2006年10月に誕生しました。土木事業、地盤改良事業、ブロック環境事業、それぞれの専門とする高い技術力をもって未来へ安全・安心な国土を届けることを願いとし、国内外でサービスを提供し続けています。

地盤改良事業を中心として、米国や東南アジア地域などで積極的に海外展開を行っている株式会社不動テトラさま。地盤改良プロジェクトの多くはインフラ整備が整っていない場所で行うことから、海外展開をさらに推し進めていく際に、どのように従業員の方の健康面や安全面をサポートしたらよいのかということが大きな課題だったと言います。その課題に対してどのように取り組まれたのかを、株式会社不動テトラ 地盤事業本部 国際部長 釣 治幸様、管理課長 望月 妙子様にお話しを伺いました。

―当社のサービスを導入するきっかけを教えてください。

釣様:東南アジア地域で複数の事業を行っていた時に、スピーディーに従業員への病院手配や、必要な医療サービスの提供をすることが難しく、どのように対応していけばよいのか悩んでいました。現地での風土や医療状況も日本とは大きく異なりますし、また私たちは医療のスペシャリストではないので、従業員へ医療サポートを提供するには限界があると感じていました。

また、従業員が現地で病気になった場合、症状を思うように伝えられないことや、医療レベルやシステムの違いによる現地医療への不安などから、自ら病院にかかることが少ない傾向にありました。その結果病状が悪化したり、帰国するまで病院にかかるのを我慢をする従業員もいました。従業員がストレスなく病院にかかれるような環境を作らなくてはいけないと考えていました。

ちょうどその時に、他社の方から御社のサービスを紹介され、私たちでサポートすることが難しい部分、例えば現地医療状況の把握や適切な医療機関の選択、病状への的確な対処方法などは、その道のスペシャリストにお任せしようということで御社のサービスの導入を検討しました。導入する決め手となったのは、世界中どこにいても御社のサービスを利用でき、年中無休で日本語で問い合わせができること、また日本人の医師とセキュリティ専門家の方がサポートしていただけるという点でした。

―当社のサービス導入後、どのようにサービスをご活用されていますか。

釣様:プロジェクトで海外へ出張する従業員や赴任する従業員には、何か健康面、安全面で不安なことがある場合や質問がある場合には、気軽に東京のアシスタンスセンターへ連絡するように常に伝えています。従業員も、安心して日本語で質問できるので、何かあれば東京アシスタンスセンターへ日々問い合わせをさせていただいています。

また随時最新の医療・安全面の情報が御社の会員専用サイトにアップされているので、常に必要な情報をピックアップして従業員へ提供しています。特に新型コロナウイルス感染症のパンデミック後は、新型コロナウイルス感染症関連情報はもちろん、正確な現地の医療・安全面の情報などを提供することがパンデミック前以上に重要になっていると感じているため、積極的に情報を会員専用サイトから取得し、従業員へ提供するように努めています。

―どのような点が当社のサービスを利用するメリットであるとお考えでしょうか。

望月様:まずは、私たちリスク管理をする者も含め、従業員がいつでもどこからでも日本語で医療・安全面について、東京アシスタンスセンターに「ワンコール」で気軽に相談できることが大きなメリットの一つですね。体調が悪い時や、薬について医師から直接アドバイスをいただける、また病院の予約手配や必要な医療サービスをサポートしてもらえることは非常に助かっています。

数年前(新型コロナウイルス感染症のパンデミック前)に、まさに「ワンコール」をするだけで迅速なサポートをしていただいた事例がありました。バングラディッシュからシンガポールへ医療搬送をする必要があり、東京アシスタンスセンターへ依頼の電話を入れた後、わずか数日ですべての医療搬送に関わる手配をしていだだき、スムーズに医療搬送をしていただきました。合わせてシンガポールから日本へ帰国搬送の手続きもしていただいたのですが、日本から日本人の看護師の方にシンガポールまできていただき、シンガポールから日本まで従業員に付き添っていただいたので非常に安心して任せることができました。もちろん従業員も日本語で話ができる看護師の方がついてくれていたので安心して帰国することができました。その時は本当に御社のサービスを利用して良かったと実感した瞬間でした。

あとは、御社からいただく病院受診のレポートですね。御社のサービス導入前はちょっとした熱での受診だと報告がこない場合が多かったのですが、従業員の受診内容が記載されているレポートが受診後すぐに送付されるので赴任者の健康状態を細かく把握するのに大変役立っています。

―従業員の方へのサポートにおいて独自に工夫されているとのことですが、教えていただけますでしょうか。

望月様:はい、現場事務所では現地の連絡先一覧が掲示されているのですが、そちらに東京アシスタンスセンターの電話番号も載せています。全員の目のつく場所に貼ってあるので電話番号を探す手間なく東京アシスタンスセンターへスムーズに電話してもらうようになるようになると考えました。

また、東京アシスタンスセンターの電話番号を記載したカードを用意し、従業員に携帯してもらっています。そのカードには、現地の言語も記載するようにしています。万が一従業員が病気や事故などで意識がない場合、代わりに現地の方に東京アシスタンスセンターに連絡してもらえるようにするためです。

意外と忘れがちなのですが、お薬手帳を必ず携帯してもらうようにしています。東京アシスタンスセンターへ病状やお薬の件で問い合わせをした際に、お薬手帳にある情報をインターナショナルSOSの医師に提供することによって、的確なアドバイスをいただけると考えています。

―当社のセキュリティ専門家が提供する健康と安全を守るための仮想有事におけるワークショップを年に一回定期的に開催されているということですが、ワークショップ参加前と参加後に変化はございましたか。

釣様:ワークショップには、私たち地盤事業本部の国際部だけではなく、総務人事部の担当者にも参加してもらいました。参加後は、従業員の健康と安全に関する海外リスク対策をきちんと対応しなくてはいけないという意識に大きく変化し、人事部と一緒になって、海外リスク管理規定および事業継続計画について見直し、改定をするように動くようになりました。今年もワークショップを開催してもらう予定です。

―インターナショナルSOSは、いつでもどこからでもアシスタンスセンターへ「ワンコール」していただくだけで、会員の皆様の健康と安全を守るための正確な情報およびアドバイスを提供できるようサービスの向上に努めてまいります。

お客様情報
株式会社不動テトラ様
https://www.fudotetra.co.jp/
取材日:2022年4月